きみは、わたしの星月夜
わたしの部屋にある窓からは、いつもお月さまがほんの少ししか見えません。
理由はとっても単純で、おうちの屋根の縁に、ちょうど隠れてしまっているのです。
綺麗な三日月の夜も、ぴかぴかの満月の夜も。私の部屋からはいつも、小さな月のかけらしか見えなくて。昔はそれが寂しくて、お母さんに駄々をこねたこともありました。
でも、その代わりに。いつも星がよく見えました。
ひとつひとつが綺麗に、眩しくきらめいていて。そう気付いた時、なんだかこの景色が愛おしく思えるようになりました。
これを書いている今も、わたしから見える夜空には、スパンコールみたいな星がチラチラと輝いています。
この夜空を見るたびに、私は瑞稀くんのことを思い出します。
この世にあるきらめきとときめきをぜんぶ抱えて、数年前わたしの前に現れたあなたは、まるでお星さまみたいな人だったから。
瑞稀くんの初主演ミュージカル「ルーザーヴィル」。
瑞稀くんがミュージカルの主演を務めると発表されたとき、ずっと探していたものにようやく出会えたみたいな、長い間見ていた夢が現実になったような、そんな不思議な感覚になったのをよく覚えています。
きっと、楽しいことばかりじゃなかったよね。
座長としてのプレッシャー、長期間の公演。
見えないところに隠した傷だってあったかもしれません。
でも、おっきなステージの真ん中で、マイケルとしてがむしゃらに生きる瑞稀くんは、この世の誰よりもかっこよくて、眩しかった。
悔しいくらいに、わたしの好きなひとでした。
きらきらとネオンが輝くステージの上で。この世にあるすべての希望をかき集めたような、そんな夢みたいな。
『だって君がいれば、勝ち組ルーザーヴィル!』
あんなに素敵なミュージカルの座長さんが瑞稀くんだったこと、わたし一生忘れないよ。絶対に忘れない。
とびきりの宝物をくれて、ありがとう。また人生のどこかで、あの青春に出会ますように。
瑞稀くんの初主演映画「おとななじみ」。
生きていればこんな夢みたいなことも起こるんだなと、そう思いました。
大好きなおとななじみの、大好きなハルくんを、大好きな瑞稀くんが演じるなんて。本当に夢みたいで、わたしは嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
瑞稀くんが青春を犠牲にして、必死に努力を重ねて、ファンに見せてくれた夢。絶対に、何よりも大切にすると決めました。
一足先に、試写会に足を運んだ時。
瑞稀くんがハルくんとして、泣いたり笑ったり、怒ったりふざけたり、楓ちゃんを愛している姿を見て。
ただ勝手に瑞稀くんのことが大好きで、その存在に救われて、応援してきただけなのに。わたし自身は瑞稀くんに何もできないのに。
こんなに、一生に一度あるかないかの奇跡みたいな幸せを貰ってしまっていいのか、少しだけ戸惑いました。
でも、5/11の伝記で。
「俺とみんなのかけがえのない作品にしようね。」
そんな風に言ってくれた瑞稀くんが、愛おしくて愛おしくてたまらなくて。わたしはこの人を何回好きになるんだろうと、ちょっぴり怖くなりました。
瑞稀くん。わたしは、おとななじみが大好きです。
宝箱の一番奥底に大切にしまっていたいような、でも全世界に自慢したいような、そんな不思議な作品です。
間違いなく、他のどんなものにも代えられない、かけがえのない作品になったよ。ぜんぶぜんぶ、瑞稀くんのおかげだよ。
不器用だけど、そこらじゅうに愛があって。観る人たちを全員、しあわせでいっぱいにしてしまうような。
『ちゃんとした大人になんてなれなくていい、幸せになろう!』
こんな素敵な作品の主演が瑞稀くんだったこと、わたし一生忘れないよ。絶対に忘れない。
とびきりのお守りをくれて、ありがとう。これから先の人生、きっとたくさん、この物語を思い出すんだろうな。
初のアリーナツアー、BOOOOOST!!。
ステージという星空の真ん中で、ファンの声援に目を輝かせていた瑞稀くんは、きっと世界で一番その場所が似合う人だと、そう思いました。
Pika Pikaの演出で、5人の写真がモニターに映し出された時、すごく懐かしくて。
わたしは''懐かしい''と感じられるくらいの年月、きみたちに夢中でいられたんだなと思うと、きみたちが夢中でいさせてくれたんだなと思うと、嬉しくてたまらなくて。
これからもずっとずっと、きみたちといっしょに旅を続けられたらいいなと、そう思いました。
宮城の最終公演で、「皆さんなしでは僕らは生きていけません」なんて、瑞稀くんは言ってくれたけど。
それは、きっとわたしのほうです。
瑞稀くんが暗闇から救ってくれた夜も、霧を晴らしてくれた朝も、数えきれないくらいいっぱいあったよ。
例えるなら、ふと見た青空が綺麗だったり、たまたま買ったアイスが当たりだったり。瑞稀くんはそういう、あったかくてやさしい幸せを、毎日わたしにたくさんプレゼントしてくれます。
そこに居続けてくれて、わたしの希望でいてくれて、本当にありがとう。これからもどうか、星空の真ん中で笑っていてください。
瑞稀くん。
瑞稀くんはよく、「ファンの皆さんのおかげ」とか、「好きでいてくれてありがとう」みたいな、やさしさと愛に溢れた言葉を、さまざまな媒体で伝えてくれるけれど。
わたしにできることと言えば、グッズや雑誌を買って、YouTubeやテレビを見て、コンサートに行って赤色のペンライトのひとつになる、そんなちっぽけなことだけです。
いつもいつも、瑞稀くんが大切にあたためてプレゼントしてくれる宝物を、ただ貰ってばかりでごめんね。
でも、だからせめて、嬉しいことがあった時、悲しいことがあった時、誰よりも瑞稀くんの味方でいたいです。
お星さまみたいにきらきら輝く瑞稀くんが、「今日もアイドルでいてよかった」って思えるような、そんな夜空でいたいです。
瑞稀くんは、たとえその夜に月が出ていなくたって、雲に隠れて見えなくたって。
ちっぽけなわたしの空で、ずっと眩しく輝いてくれるお星さまで。
わたしの、星月夜みたいなひとだから。
2023年、10月31日。
今夜も小さな窓から、月の見えない星空を見上げて、きみを想います。
23年前の今日、生まれてきてくれてありがとう。
22歳の瑞稀くん、たくさんの宝物をありがとう。
23歳の瑞稀くんも、どうか健やかに、とびきり幸せに。
わたしの、たったひとりだけの星月夜でいてくれますように。
ほし‐づきよ【星月夜】
月は出ていないけれども、星が美しく輝いている夜を表す言葉。
p.s.
ここまでお付き合いくださった貴方にも、素敵な夜が訪れますように。
ルル ☽
きみに会える非日常
''井上瑞稀 ミュージカル 初単独座長''。
大きく書かれたその見出しに、私は息を呑みました。
その文字がタイムラインに流れてきたのは、2022年12月4日の、深夜2時のことでした。
夢かと思いました。何度も何度も。
でもその知らせは、紛れもない現実でした。
''主演ミュージカル''。
正直、「あぁ、やっとだ」って、そう思いました。だって瑞稀くんは、出会った時からずーーーっと、「絶対にミュージカルで きらきらと輝く人だ」って、そう確信していたから。
瑞稀くんの歌声は、指の先まで神経の行き届いたパフォーマンスは、絶対にミュージカルで輝くんだって。
だから私は、死ぬほど嬉しかったんです。
発表があってから、私は毎日どきどきわくわくしていました。
授業中も、アルバイト中も、ふと、瑞稀くんが演じることになる「マイケル」に思いを馳せてしまう日々。
どんな見た目なんだろう。
どんな性格で、どんな考えを持ったひとなんだろう。
瑞稀くんは、マイケルをどんな風に演じるんだろう。
本当に楽しみで楽しみで仕方なくて、改めて、こんなにも好きになれるひとに出会えた幸せを噛み締めました。
ポスタービジュアルが発表されても、一週間後に迫っても、何だか実感は湧かないままで。
気付けば、あっという間に初日を迎えていました。
どきどきしながら演舞場に入って、扉を抜けた先。
ぴかぴか、きらきら、ネオンのように光り輝く開演前のステージ。確かにそこにある現実なのに、どこか現実じゃないみたいな、不思議な感覚。浮遊感。
ここに、瑞稀くんが立つんだ。ミュージカルの座長として、マイケルとして、立つんだ。
そう思った瞬間、涙が出そうになりました。
どきどきしながら席に着いて待っていると、ふっと照明が落ちて。何度も聞いた大好きな大好きな声が響いて、パッと舞台が明るくなって。
瑞稀くんが、いや、マイケルが、そこにいました。
少し不安そうで、でも自信に満ちた表情は、今まで見たどんな瑞稀くんとも違いました。
「かっこいい」って。そう一番に思いました。
瑞稀くんは、ころころと表情を変えて、くるくると動き回って、楽しそうに、愛おしそうに、マイケルとしてそこに生きていました。
自分の「好き」にまっすぐで、仲間想いで、強いひと。ずっとずっと見たかった、会いたかった、瑞稀くんが演じるマイケルは、とっても魅力的で。
私は一瞬で、マイケルのことが大好きになりました。
それから日を追うごとに、舞台を観劇するごとに、マイケルの魅力はどんどん増していきました。
魔法みたいにころころと変わる表情。自分が傷つけられても仲間を庇おうとする優しいところ。ホリーを見つめる時の愛おしそうな眼差し。夢が叶った時の、世界でいちばん幸せそうな笑顔。
マイケルの大好きなところは日に日に増えていくばかりで、私は胸がいっぱいでした。
そして何と言っても、ルーザーヴィルのカンパニーは、皆素敵な人たちばかりで。
強くてまっすぐなホリー。不器用だけど優しいルーカス。いつも向日葵みたいに明るいマーヴィンとフランシス。意地悪だけどなんだか憎めないエディとウェインとヒューイ。とびきりキュートなレイア、エレイン、サマンサ。愛おしくてたまらなくて、一生このミュージカルを観ていたいと、ルーザーヴィルの中にいたいと、そう願う日々でした。
でも時間は有限です。
正直、寂しすぎて、前日の夜はなかなか眠れませんでした。だって今日で、マイケルと、ルーザーヴィルと、この青春と、お別れしなければいけないのだから。
幸い、千穐楽はアドリブがとっても多くて、たくさんたくさん笑えました。寂しさを必死に堪えて、エンディングのルーザーヴィルに差し掛かった時。
ふと、「あ、終わっちゃうんだ」って。
そう実感して、涙が止まらなくなりました。
それと同時に。
私はこんなにも、このミュージカルに、ルーザーヴィルの音楽に、世界観に、救われていたことを実感しました。
涙でうまく前が見えない中、カーテンコールに移った時。端に瑞稀くんがはけてしまって、何かトラブルかな?とそわそわしていたら。
まるで、夜空に輝く一番星みたいに。
速いスピードで、きらきらと、宙を切る一筋の光。
マイケルが・・・いや、このミュージカルの座長であるHiHi Jetsの井上瑞稀くんが、自らの武器を足に咲かせて、ステージに降りてきたのです。
その瞬間、心臓がまるごと掴まれたみたいに、どうしようもなく瑞稀くんが好きだと、そう実感しました。
48公演の集大成として、瑞稀くんは、マイケルではなく''自分"で、カーテンコールを締めると決めた。
どこまでずるいひとなんだろう。どこまで好きにさせれば気が済むのだろう。ファンのひとを釘付けにして、まるごと愛してくれる、神様みたいなひと。
そうして、ルーザーヴィルの世界は、大歓声に包まれながら、きらきらと幕を閉じました。みんな笑って、泣いて、マイケルたちとのお別れを、心の底から惜しんでいました。
瑞稀くんは、よく自分を''普通のひと''だと言います。 自分にはこれと言って取り柄がないと。
でも私は、絶対にそんなことはないと思います。
だって、あんなに大勢の人が観劇する舞台で、歌とダンスと演技とで、こんなにも人の心を揺さぶれるひとが、普通なはずがありません。
瑞稀くんは、私にとって、いや、おそらくたくさんのひとにとって、他の誰でもない、特別なひとです。
だから、どうか自信を持ってください。
瑞稀くんの演じるマイケル、とびきりかっこよかったよ。愛おしかったよ。不器用でやさしくて、人に愛される男の子だなって、大好きになったよ。
こんなに素敵な男の子を、あんなにも素敵に演じることのできた瑞稀くんが、私の誇りです。
改めて。
瑞稀くん、全48公演お疲れ様でした。
きっと楽しいことばかりじゃなかったと思います。でも私は、瑞稀くんのおかげで、''楽しい''しかなかったよ。こんなに胸が躍るミュージカルは、生まれて初めてだったよ。
瑞稀くんじゃない瑞稀くん、''マイケル''、きみに会える非日常。そんな2ヶ月間でした。夢みたいで、でも夢じゃなくて、確かにそこにあったマイケルたちとの日々。
人生の宝物にするね。辛くなった時のお守りにするね。絶対に絶対に、忘れません。
ルーザーヴィルの素敵なカンパニーの皆さん。とびきり楽しいミュージカルを、本当にありがとうございました。
''だって君がいれば、勝ち組ルーザーヴィル!''
この舞台に出逢えた私は、間違いなく勝ち組です🚀愛してる、マイケルドーク!ルーザーヴィル!またぜっっったいに、どこかで逢えますように!
ルル ☽
幻と、一番星
時の流れはあっという間で、君が重ねた21年をここでお祝いした日から、また1年が経ったみたいです。
今年も、おめでとうございます。
大好きで、とびきりに特別なひと。
21歳の井上瑞稀くんへ。
毎日生きて、朝早くから夜遅くまでお仕事をして、嫌なことや辛いことを見えない舞台裏に隠して、世界でいちばんかっこいいアイドルで居続けてくれて、本当にありがとう。
君がこの1年にくれた愛おしさたち。ぜんぶぜんぶ宝物で、一生忘れたくないものばかりです。しかし私は所詮ただの人間なので、悲しいけれど、この愛おしい記憶もいつかは手のひらからこぼれ落ちてしまいます。
だから、格別におめでたい今日という日に寄せて、せめて文字として綴らせてください。
「皆さんもこの日のためにうちわ作ったり、ペンライトを用意したり、髪を染めたりネイルをしたり、いろいろな準備をしてきてくれていること。それが何より嬉しいし、ちゃんと気付いてるし、見えてます。」
ぴあアリーナという世界の中心で、瑞稀くんが優しく笑いながら残してくれたこの言葉が、私は今でもずっと頭にこびりついています。
徹夜で作るうちわもとびきりのおめかしも、言ってしまえば自己満足なわけで。誰の何のためでもなくて、自分が楽しいから、自分がやりたいからやっているだけなんです。
でも瑞稀くんは、そんな自己満足をまるごと「嬉しいです」って、そう肯定してくれて。瑞稀くんに会うためにした努力が余す所なく報われた気持ちになって、私は本当に本当に嬉しかったんです。
瑞稀くんのそういう、不器用であたたかい優しさに何度救われたことでしょう。出会った日から今日まで、私は数えきれないほど瑞稀くんに救われてきました。
やさしい君に人生まるごと救ってもらった人もいるということ、どうか、記憶のすみっこにでいいから覚えておいてほしいです。
「昨日は、朝5時から1時まで(撮影)やってここ帰ってきたの夜中3時なんですよ。で、(13日の)今朝来たじゃないですか。この2公演目終わってそのまま撮影行って、30時まで撮影してそのままここ来ます。それをあと2日繰り返します、僕」
サマパラでこのお話を聞いた時。
私は本当に、すごくすごくびっくりしたんです。だって瑞稀くんは、そんなの一ミリも感じさせないくらい、とびきり格好良くパフォーマンスしていたから。
それは、瑞稀くんが住む世界では''当たり前''なのもしれないね。プロとして、芸能の世界に身を置く人はみんなやっていて、普通のことなのかもしれない。
でも、それを決して自分からは語らず、何てことのない顔をして、ステージできらきらと輝く瑞稀くんを見て、私は一生このひとに敵わないんだろうな、って。
この世にある輝きを全て背負って、スポットライトの下で歌っている君は、紛れもなく私の神様でした。
私がいる場所は、君からずっとずっと遠いです。
物理的にも、感覚的にも。
だから私は、たまに考えることがあります。
君が幻だったらどうしよう、って。
君がもし、ジャニーズのアイドルでも何でもなくて、ただ東京に暮らす普通の男の子だったとしたら。
今までのことはぜんぶ都合の良い私の夢で、何もかも幻で、君なんてそもそも存在すらしていなかったとしたら。
君があまりにも眩しくて儚くて、この世のものとは思えないくらいに美しいから、ついそんな馬鹿なことを考えてしまう夜があります。
とくに、瑞稀くんがおやすみをしていた時。
瑞稀くんと私は''アイドル''と''ファン''だから、君が活動をしてくれないと、私は君を何ひとつ知ることができません。元気なのかも、生きているのかさえも、何も。
だから本当に、すごく身勝手だけれど、ずっとずっと心配でたまりませんでした。
でも、瑞稀くんがお仕事に復帰して。
『5日に1回の楽しみがなくて寂しい思いをさせたよね、ごめんね』
ブログにこう綴ってくれた時、私はもう君には何もかもお見通しなんだなと思いました。
瑞稀くんは、''アイドル''と''ファン''の関係性を十分に理解した上で、私に幸せをくれているのだなと。
そんなのもう、お手上げじゃないですか。君のこと、たまらなく、どうしようもなく、大好きです。元気になってくれて本当に良かった。幻なんかじゃなくて、現実としてそこにいてくれて、本当に良かった。
帰りに立ち寄った本屋さん。
人で溢れかえる窮屈な駅。
ふとつけたテレビ番組。
長い時間をかけて会いに行ったコンサート。
そこに君は、アイドルとして、居てくれました。
私の365日を、たいして変わり映えのしない日常を、ずっとずっときらきらと照らしてくれました。
私が今日まで生きてこれたのは、紛れもなく君がたくさんの形の「がんばれ」をくれたからです。やっぱり君は、不思議な力を持った魔法使いなのかもしれません。私の毎日にとびきりの魔法をかけてくれて、本当にありがとう。
ねえ瑞稀くん。
「僕を見つけてくれてありがとう」と、君はよく言ってくれるけれど。
そもそも瑞稀くんが生まれてきてくれていなかったら、そしてアイドルになってくれていなかったら、君は本当に私にとっての幻だったかもしれないんだよ。
出会うことも応援することもなく、顔も声も知らないまま、生きていたのかもしれないんだよ。
夜空に浮かんだ一番星みたいに、芸能界という厳しい世界でまっすぐにぴかぴかと輝いてくれていたから、私は君を見つけることができました。
だから瑞稀くん。
生まれてきてくれて、その世界を選んでくれて、出会ってくれて、私の人生をきらきらにしてくれて、本当にありがとう。
瑞稀くんを好きになって、素敵なお友達がたくさんできました。人を想うってこんなに楽しいことなんだって知りました。瑞稀くんが私にくれたものは、瑞稀くんが想像するよりずっと、ずっとずっと大きいんだよ。
君には貰ってばかりで、無力な私には何かを返すことはできないけれど、せめて。
幻みたいに綺麗で、まっすぐで、世界でいちばんかっこいい君の幸せを、ずっとずーっと希っています。
この世でいちばん幸せになってね。
どうか健やかで まっすぐでいてね。
22歳のお誕生日、おめでとうございます。
生まれてきてくれて、本当にありがとう。
なんだか辿々しくなってしまったけれど、今年も無事に大好きなひとのはじまりをここで祝いできました。また来年も、ここでお祝いできますように。願わくば、その時には彼らに奇跡が降ってくれていますように。
ここまでお付き合いくださった貴方の日々にも、幸多き事を祈っております。お読みいただき、誠にありがとうございました。素敵な夢を見てください。
p.s.
ここまで書き上げたところで、井上瑞稀くんの主演映画が発表されました。
私は本当に、君に幸せを貰ってばかりだなあ。
おめでとう。心から、心の底から、おめでとう。何回言っても全然足りないけれど、本当におめでとう。
たくさん頑張ったね。偉かったね。たまには自分をとびきりに甘やかしてね。
これからもどうか、わたしのド真中、''HiHi Jetsのリーダーの井上瑞稀''くんでいてください。22歳の瑞稀くんのことも、きっと大好きで大好きで仕方ないんだろうな。
永遠に似たような一瞬
彼らから貰ったたくさんのものを、忘却されていく宝物たちを、出来るだけ留めておく手段として、私には文章しかありませんでした。長ったらしく、読み辛いものになっているかと思いますが、もし良かったらお付き合い頂けると幸いです。
HiHi Jets Spring Paradise 2022
「CRUSH THE FRONTLINE」
2022年3月18日、3月19日
ぴあアリーナMMにて行われた
全3公演の単独コンサート。
告知も当落も何もかも急で、まるで実感のないまま、私は夜行バスに乗り込みました。
横浜へと向かう道中でぼんやりと思い出していたのは、五騎当千での「FRONTLINE」。
youtu.be
「俺たちが連れていく」と手を引っ張ってくれた、あの景色。彼らの覚悟が詰め込まれた宣戦布告。
私はあの光景が、五騎当千が終わってからもずっと、頭の片隅にこびりついていました。
そんな彼らがつけた、「CRUSH THE FRONTLINE」というタイトル。私は正直、その意味があまりよく分かりませんでした。
「最前線に立つ」や「最前線を目指す」という言葉たちは聞き覚えがあるけれど、「最前線を打ち砕く」なんて、そんな意味を抱えた言葉は聞いたことがなくて。
彼らは一体、何を魅せてくれるのか。何を届けようとしているのか。楽しみ8割、緊張2割で、ぴあアリーナに足を踏み入れました。
薄くモヤのかかったステージ。ぴかぴかと輝く電飾。続々と埋まっていく客席。至る所に刻まれた「CRUSH THE FRONTLINE」の文字。
彼らと過ごす一度きりの2時間が、もうすぐそこに。私も、私の周りにいたファンたちも、そわそわと期待に胸を躍らせていました。
そして、あっという間に開演時間。爆音と共に「FRONTLINE」の前奏が響き渡って、彼らのライブが始まりました。
イヤホンで何度も聞いた音。大好きな5つの声。それが耳に、脳に、空間まるごと、ダイレクトに伝わってきました。直後、自分の中に信じられないほどの熱が湧き上がって、心臓が止まるような錯覚がありました。
あぁ、やっと。やっと来たんだ。
HiHi Jetsのライブに。
やっと会えたんだ。
サマパラの時みたいに、彼らは上からゆっくりと降りてきました。私は、5人の神様みたいだなと、私の世界のすべてだと、本気で思いました。それくらい、彼らは眩くて、ずるいくらいに希望だったんです。
瑞稀くんがソロで披露してくれた、SnowManさんの「360m」。4階まで届くほど高く上がるブランコで披露してくれたのは、きっと瑞稀くんが「少しでも''みんなの''近くに」と考えてくれたことなのではないかと、私は思います。
瑞稀くんは不器用だけれど、いつだってとっておきの優しさをくれるひとだから。夢みたいに綺麗でした。たくさん想ってくれて、考えてくれて、そこに立ってくれて、ありがとう。
「INSTINCT」が初めて聴けたことも、すごくすごく嬉しかった。ジャニアイが当日に中止になってしまって、聴けなかった「着火ブンブーン」がやっと聴けました。たのしくてたのしくて幸せでした。これからも絶対、どんなに辛いことがあってもちゃんと生きて、頑張って、HiHi Jetsのエンタメを浴びに来たいなと思いました。
そしてなんと言ってもジャニーズメドレー。私は、彼らのこういうところがたまらなく好きなんです。ファン想いで、それでいて''ジャニーズ想い''の彼らが。自分たちのことを「問題児」とか「王道じゃない」って言っているのに、実際はめちゃくちゃジャニーズのことを愛しているし、尊敬しているんですよね。彼らのルーツは、ちゃんと「王道」なんです。
彼らもきっといつか、「ジャニーズ」という重たくて煌びやかな歴史の上に ''伝説''として名を残すことになるんだろうな。楽しみだなあ、私も願わくばそのひとかけらでいたいです。
新曲「PikaPika」「JET」。彼らにまた、新しくて素敵な武器たちが出来ました。めでたい!きらきら応援ソングと、テンション爆上がりお洒落ソング。今や数えきれないくらいのオリジナル曲があることに、私は本当に感謝しています。
ひとつの曲ができて、それを彼らがパフォーマンスに落とし込んで、「彼らの曲」になる。いつもいつも、汗をかいて、泥だらけになりながら、君たちの曲を作ってくれてありがとう。良い子ちゃんぶらずにぶちかましてくれる君たちが、いつもいつも本当に愛しいです。
センターステージでの「駆ける」。前奏までは客席の方を向いていた5人が、歌い始めると円になって向かい合う形に。楽しそうに、切なそうに、愛おしそうに歌う彼らが、苦しくなるほど好きだと思いました。
「ぎゅっと結び直した」と歌いながら拳を握る優斗くんも、にやにやと子供のような笑顔でメンバーを見つめる猪狩くんも、安心しきったような優しい顔で歌う作間くんも、初日で泣いてしまった涼くんも、「そうEverything」でメンバーをひとりひとり見つめる瑞稀くんも、5色のペンライトで包まれた客席も。
私はこの瞬間、ここが世界の中心だと確信しました。彼らが、HiHi Jetsが、たくさんの愛と汗と涙で作り上げてくれた世界。そんなあたたかい世界のひとかけらになれたことが、私は本当に嬉しかったです。
猪狩くんがMCで、「俺たちを最後の砦に、支えにしてほしい。純粋に楽しんで欲しい」と語ってくれました。
私にとって、やっぱりHiHi Jetsは「娯楽」なんですよね。辛いことや悲しいことを乗り越えた先にある''とびきり楽しいこと''。それが「HiHi Jets」なんです。だからHiHi Jetsが、楽しい100%のコンテンツを作り上げてくれることがたまらなく嬉しくて。
HiHi JetsがHAFを楽しませようと届けてくれるものはいつだって楽しいし、綺麗だし、眩しい。私はこれから先何度もきっと、HiHi Jetsが作る「楽しい」に救われるんだろうなと、そう思っています。
そして私は、やっぱり瑞稀くんがとびきりに好きだなって。瑞稀くんの優しさをまるごと詰め込んだような綺麗な歌声が大好きだし、柔くて確かなスキルのあるダンスが大好きだし、ファンのことを愛おしそうに眺める柔らかい表情が大好きです。
「皆さんもこの日のためにうちわ作ったり、ペンライトを用意したり、髪を染めたりネイルをしたり、いろいろな準備をしてきてくれていること。それが何より嬉しいし、ちゃんと気付いてるし、見えてます。」
19日夜の挨拶で、ファンが今日のライブまでにしてきた準備たちを、全部まるっと肯定してくれた瑞稀くん。本当にあなたには敵いません。瑞稀くんと出会えて、好きになって、こうして会いに行ける今に、私は本当に感謝しています。
「CRUSH THE FRONTLINE」。
「最前線を打ち砕く」。
五騎当千の初日で瑞稀くんが放った、「ジャニーズの最前線めがけて」という言葉。
私はそのまま「ジャニーズの最前線になる」という意味に捉えていたのですが、今回のライブを通して、私はもうひとつ別の意味が込められているのではないかと感じました。
それは、「最前線に立つ自分たちでさえも超えること」。つまり、「最前線で居続けること」です。
敵もライバルも、自分たちでさえ超える。最前線をぶっ壊して、常に前進を続ける。
何ともHiHi Jetsらしい宣言だなと、私は彼らがとてつもなく愛おしくなりました。現状に満足せず、挑戦し続けてくれる彼らだからこそ、私はずっと新鮮な気持ちのままときめいていられるのでしょう。そんな5人に出会えたことが、私の人生の財産です。
彼らを見ていると、一瞬一瞬がまるで永遠のように感じるんです。不思議ですよね、あんなに速い4輪で駆け回っているのに。楽しい時間は一瞬で終わるのに。でも、だってそのたった一瞬で、たくさんの人を幸せにするから。明日も頑張ろうと思わせるから。だから彼らの創り出す一瞬は、永遠にとてもよく似ているんです。
今このブログを書いている時、私はすっかり現実に戻っています。HiHi Jetsのライブは死ぬほど楽しいけれど、終わってしまえばただ現実に戻るだけ。辛いことも悲しいこともあるし、人生は続いていきます。
でも、彼らの作り上げてくれた''終わらない一瞬''は、ずっと私の心に残ってくれるから。だから私も、彼らという限りのある永遠にまた会うために、日々を頑張ろうと思えるのです。
最後に。
たったの2時間で、こんなにもたくさんの人を熱く、切なく、最高に幸せにさせる君たちは、やっぱりとんでもないグループです。間違いなく、生きてきた中で一番楽しい時間でした。いつもいつも、私の最前線でいてくれてありがとう。また早く遊ぼうね だいすきだよ
幸せの輪郭
自分のお誕生日よりもどきどきそわそわしてしまう、一年にたった一度きりの特別な日。また今年も、こうして穏やかに迎えられたことをとても嬉しく思います。
20歳の瑞稀くんにとって、この一年はどんなものだったかな。ドラマにコンサート、舞台にバラエティ。今年もいろいろな場所に、いろいろな瑞稀くんが居てくれましたね。それはもう、とっても忙しかったことでしょう。
そんな中でも、瑞稀くんにとってたのしかったり幸せだったりした瞬間が、少しでも多く在りますように。わたしは瑞稀くんに、この世界の誰よりも幸せでいてほしいから。
この1年間を振り返った時、わたしはやっぱり、TDCホールで感じた熱を思い出します。「サマパラやりまーす!」と明るく元気に発表してくれたIslandTVを見ながら、わたしはずっと泣いていました。変なファンでごめんね。それくらい、HiHi Jetsと過ごす夏がすぐそこに待っていることが、私は本当に本当に嬉しかったんだよ。
画面や液晶越しではない、影と立体を持った貴方は、やっぱりこの世のどんなものよりもいちばん美しくて、とびきりにかっこよかった。たった一度きりしかない20歳の1年を、アイドルとして生きてくれて、私たちにくれて、本当にありがとう。
20歳の瑞稀くんは、素敵なメンバーや先輩、後輩たちに囲まれて、それはもう楽しそうに笑っていて、よくボケてよくツッコんで、よく寝て、よく食べて、やさしく歌って、かっこよく踊っていましたね。
それこそ、貴方は「そんなのアイドルなんだから当たり前じゃん!」なんて言って笑うんだろうけれど。わたしは、絶対に当たり前なんかじゃないと思います。その''当たり前''は、瑞稀くんがたくさんのことを犠牲にして、乗り越えた壁を積み重ねて、ようやくできたものだと思うから。
きっとこの言葉を貴方は嫌うけれど、特別な今日くらいは許してね。20歳の瑞稀くん、とってもよく頑張りました!
忘れもしません。2月14日、バレンタインの日の朝のこと。「髙橋優斗、井上瑞稀、作間龍斗 トリプル主演!」。そう大きく書かれた記事の見出し。まっすぐ前を見つめている3人の写真。その真ん中に立っている瑞稀くん。正直に言うと、わたしは不安でした。
瑞稀くんが、YouTubeのサーフィン企画で震えていたこと。「泳げない」と怖そうにつぶやいていたこと。わたしは瑞稀くんのファンなので、その景色を鮮明に覚えていました。「瑞稀くんに飛込選手の役なんて、大丈夫かな」。すごくすごく自分勝手だし、独りよがりで無責任だけれど、そんな風に考えてしまっていました。
でも、そんなことまるで杞憂でした。瑞稀くんは誰よりもこのお仕事を喜んで、まっすぐに役と向き合って、人一倍練習をして、堂々と「坂井知季」を演じきってみせました。それが当たり前だからと、「見とけよお前ら」なんてまっすぐな宣言までして。本当にすごいひと。貴方は本当にすごいひとです。わたしはドラマを見ている時、瑞稀くんのことをずっと「知季くん」と呼んでいました。別に意識していたわけではないのに。それくらい、画面のなかの貴方は「知季くん」そのものでした。だからどうか、自信を持ってね。
『麒麟がくる』、『監察医朝顔』、『さまよう刃』・・・。撮影時期は違うものもあるけれど、20歳の瑞稀くんは、本当にいろいろなひとの人生を生きましたね。わたしはドラマを見ていて、胸が苦しくなる場面が何度もありました。ただの視聴者のわたしですら哀しい気持ちになったのですから、演者であった瑞稀くんの苦悩は計り知れません。
でも貴方は、ドラマの撮影と並行して、この世の光をすべてかき集めたようなキラキラを身に纏って、なんてことのない顔をしてステージに立つんだから、もう誰も敵いません。貴方は本当に、「アイドル」という職業に誇りを持っているんですね。わたしはきっと瑞稀くんのそういう、とことん誠実なところに一目惚れをしたんだと思います。瑞稀くんがこれから先、どんなひとのどんな人生を生きることになるのか、わたしは今からとっても楽しみです。こんなにも真摯な瑞稀くんが演じる「誰か」は、きっと幸せ者だと思うよ。
そして何と言っても、待望の夏。「Summer Paradise 2021」。きらびやかな衣装を着て、光の集合体みたいなキラキラのゴンドラに乗って、文字通り上から降ってきた瑞稀くんは、まるでどこかの国の王子様みたいでした。頭のてっぺんから爪先まで余すところなく綺麗で、楽しそうに、愛しそうに歌って踊る瑞稀くんは、やっぱりわたしの大好きなひとで。
挨拶で、「次は僕たちが皆さんに会いに行きます」と約束してくれたこと。「やっと居場所を見つけた」と笑ってくれたこと。ぜんぶぜんぶ、記憶の中で、目立つ色の付箋に書いて貼っておきました。絶対に忘れないし、そんな風に言ってくれたことを後悔させたくないって、そう強く思いました。だからこれからも、貴方の背中にそっと着いていかせてね。
そして、8月18日。ことば遊びがなんともHiHi Jetsらしい''ハイハイの日''に公開された、「Eyes of the future」のMV。それは、希望の具現化みたいな、あまりにも綺麗な宝箱みたいな、稀有な作品で。特別すぎてうまく形容することができないけれど、5人とH・A・FみんなでMVを見たあの瞬間を、わたしはきっと一生忘れません。この瞬間まるごと、人生のご褒美みたいだなって思ったから。
でも、HiHi Jetsといっしょに生きていけば、もっともっと素敵な瞬間に立ち会えるような、そんな予感がしています。だからこれからもきっと、有望な未来しかないんだろうなって、そんな風に思えます。「笑顔のままで また会おうよね」「失った時を数えるよりも 一分一秒戻らない時を」。こんなにもあたたかく寄り添ってくれる歌が形になってくれて、わたしはとっても幸せです。
舞台「少年たち」。瑞稀くんの演技を肌で体感できたなんて、わたしはなんて果報者なんだろう。「舞台」という失敗が許されない緊張感の中で演技をすることは、きっととてつもなくエネルギーを消費することだったと思います。でも瑞稀くんは、「ミズキ」として、怒ったり笑ったり泣いたりしながら、必死に生きていました。本当に、最高にかっこよかった。ただのファンであるわたしには月並みな表現しか出来ないけれど、今まで見たどんな舞台よりも、瑞稀くんがいる板の上がいちばん輝いていました。全公演、生き抜いてくれてありがとう。貴方はすごいアイドルだね、ほんとうに。
わたしは瑞稀くんを構成する全ての要素がまるごと大好きなのだけれど、この広い世の中には色々なひとがいるから、決して綺麗ではない言葉をかけてくる人もいるでしょう。芸能の世界で生きていくことに、疲れてしまうときだってあるでしょう。だからこそわたしは伝えたいです。瑞稀くんは、瑞稀くんが思うよりも何倍も、何倍もすごいひとだということを。
わたしは瑞稀くんと出会って、頑張る理由ができました。未来に期待する喜びを知りました。「好き」を共有できるお友達ができました。「5人と伝説を目指す」なんて、突飛で壮大な夢も出来ました。こんなこと、貴方に出会うまでは想像もしなかった。ぜんぶぜんぶ、貴方がくれたものだよ。もちろんわたしだけじゃなくて、たくさんのひとを虜にして、釘付けにして、とびきり幸せにしちゃうとんでもないひと。貴方はアイドルです。正真正銘、世界でいちばん魅力的なアイドルです。だから何も心配しないで、瑞稀くんの信じる道を歩んでください。今までの貴方が積み重ねてきたものたちは、ぜんぶぜんぶとびきり美しいから、きっと大丈夫だよ。
瑞稀くんに一目惚れしてから、わたしの人生は予想外のことだらけです。雑誌のテキストに一喜一憂したり、テレビに姿が映るだけで涙が溢れたり、歌を聴くだけで心がときめいたり。10月31日と聞いて、「ハロウィン」という単語よりも真っ先に瑞稀くんのお顔が浮かぶようになったのも、間違いなく貴方のせいです。人ひとりの誕生日に、こんなにも胸がいっぱいになるなんて知らなかったよ。
瑞稀くんが生まれてきてくれたから、アイドルになる選択をしてくれたから、今日もアイドルで在り続けてくれるから。憂鬱な朝を、嫌なことがあった帰り道を、不安な夜を、わたしはなんとか誤魔化して生きることができています。瑞稀くんがこれまでにしてくれた選択のすべてが、わたしを幸せにしてくれているんです。
だからどうか、どんなにつらいことがあったとしても、どんなに大きな失敗をしたとしても、「間違えた」だなんて思わないでください。例えこれから先どんなことがあっても、わたしの幸せの輪郭が瑞稀くんであることには、なにも変わらないよ。
どうか、瑞稀くんがこれから生きていく21歳の日々が、あたたかくて、やさしくて、華やかで、輝いていて、とびっきり幸せでありますように。かなしいことなんて微塵も起こりませんように。21歳の瑞稀くんが、この世界の誰よりも、神様から愛されますように。
井上瑞稀くん
21歳のお誕生日おめでとう。
生まれてきてくれて、生きていてくれて
わたしの大好きなひとでいてくれて
本当にありがとう。
彼らがくれた夏のすべてへ
彼らのエンターテイメントに触発されて、ひさしぶりに長い文章を書いてみました。
気持ちそのままを書いたので非常に読みづらくなってしまっていますが、気持ちと愛はこれでもかというくらいに込めましたので、もしよろしければ読んでいただけると幸いです。
「HiHi Jets summer Paradise2021」。
7月30日から8月18日(HiHiの日)まで
東京ドームシティホールで行われた
全28公演の''単独''コンサート。
HiHi Jetsとしては実に2年ぶりの有観客コンサートであり、HAFの誰もが、その開幕を心待ちにしていました。
かくいう私もそのひとり。
すごく個人的な話をすると、「HiHi Jets、サマパラやります!」と発表されたとき、私はアルバイト中でした。しかも、1ヶ月に1回あるかないかのとても忙しい日。クレームもたくさん入って、心も体もボロボロでした。
ため息をつきながら更衣室のロッカーを開けた時、だいすきなだいすきなお友達からたくさん連絡が来ていて。慌てて見ると、「HiHi Jets、サマパラ決まったよ!」の文字。
ほんとうにほんとうに、たぶん今まで起こったどんな出来事より嬉しくて、帰り道で泣きながら電話したことを覚えています。
それから日々を生きていく中で、辛いことはたくさんありました。忙しいアルバイト、山積みの課題、祝日なのに何故かある授業・・・。自分のキャパシティの限界を感じ、何度も何度も心が挫けそうになりました。
しかし、これは誇張でも何でもなく、この目でHiHi Jetsのエンターテイメントを見届けるため、そのためだけに私はこの2ヶ月間を生き延びました。それだけは自信を持って言えます。それくらい、私にとってHiHi Jetsのライブというものは特別なんです。日々溜まっていくマイナスが、すべてプラスになってしまうくらいに。
会場まで移動する中、彼らの曲をずっと聴いていました。・・・実感、全然湧きません。「ドラゴンフライ」という激エモスペシャルセンチメンタル曲を聴いても、「やっぱ良い曲だな〜」みたいな薄っぺらい感想しか出てこない。メイクをして髪の毛をセットしても、会場前に着いても、何をしても実感が湧きませんでした。心がずっと宙に浮いているような、不思議な感覚でした。
何も実感のないまま、重たい会場の扉を開けました。
その瞬間、心臓が止まるかと思いました。目の前にステージがあって、うっすらと場ミリが見えて、ここに、この場所に、HiHi Jetsが立つんだと。周りを見て、かわいいお洋服やかっこいいお洋服を着たファンがたくさんいて、「ここにはHiHi Jetsを好きな人しかいないんだ」と。そう考えた瞬間、一気に実感が湧いてきました。
そしてあっという間に開演時間になり、爆音と共にライブが始まって。
見上げると、高く上がったゴンドラの上に、この世のものなのか疑ってしまうくらいにきらびやかな衣装を身に纏った5人が立っていました。画面越しでも紙越しでもない、ちゃんと影と立体を持った5人です。私はもうそれだけで、この2ヶ月間のすべてが報われたような気持ちになりました。
声は出せないからと、構成や歌詞を変えてくれただぁ〜くねすどらごん。熱や音から、彼らが心の底からライブを楽しもう、楽しませようと息巻いていることが伝わってきました。あぁそうだ、そうだった。これがHiHi Jetsの''熱''だ。この温度に触れたくて、私は2年間我慢してたんだ。やっと、やっとここに来れたんだ。そう思いました。
「2年間」。文字にするとたった3文字ですが、私にとっては果てしなく長かったです。
「応援しているアイドルに会いたい」という、ただ純粋で真っ白なはずのきもちを持つことすら『悪』とされてしまうような世の中になって、今までの当たり前が徐々にポロポロと崩れていくような日々。
そんな中で、HiHi Jetsのエンターテイメントを直接感じられないことが、どんなに辛かったことか。希望であるHiHi Jetsに会えないことが、どれだけ悔しかったことか。私は、なんだか時間そのものが空白になってしまったような、そんな気分になっていました。
しかし彼らは、2年ぶりに会った彼らは、何も変わってなくて、何もかも格好良くなっていました。彼らはちゃんと前に進んでいて、彼らなりのエンターテイメントを大切に抱え続けてくれていました。私はそれが、本当に本当に嬉しかったんです。彼らがいれば、これから先の未来もどうにか生きていけるかもしれないと、本気でそう思いました。
ライブ中、彼らをこの世で一番輝かしい存在にしてくれる照明や、彼らのエンタメをより華やかなものにしてくれるセットたちを眺めました。HiHi Jetsを支えてくれる人たちは、つまり私を支えてくれる人たちであるということです。私はそのことを大切に噛み締めて、ただひたすらにペンライトを振りました。その人たちにも届いてしまうくらい、ありったけの熱を込めながら。
猪狩くんが、最後の挨拶でこう言いました。
「皆さんの人生は、皆さん自身が主役です。だから、皆さん自身で彩ってほしい。皆さん自身で幸せになってほしい。そのために俺たちを使ってください。」
私はこの言葉が、「アイドル」の口から出たこの言葉が、エンターテイメントの全てなんじゃないかなと思いました。
私たちファンはあくまでも「消費者」です。アイドルは「商品」で、私たちはそれを購入している消費者。文章で書くとなんだか冷たく感じてしまいますが、それは紛れもない事実です。ただひとつ違うことは、「商品が生きている」ということです。血と肉を持っていて、日々思考し成長していく''人間''が、「アイドル」という商品なのです。
「アイドル」という存在に夢を見て、憧れて、勇気や元気をもらって、それぞれの地獄を生きやすくする。それが、アイドルとファンの関係性のすべてだと私は思っています。
そのことを全て理解した上で、猪狩くんは「俺たちを使ってください」と言いました。これ、本当にとんでもないことだと思います。自分は消費されてもいいから、皆さんは幸せになってくれと。こんなに鋭い覚悟を持ったアイドルは、こんなに自己犠牲の精神を持ったアイドルは、きっとなかなかいません。彼は間違いなく逸材だと思いました。
「俺は皆さんの人生を一生かけて彩り続けますよ。だからみなさん、俺を、俺たちを見ていてください。これから10年20年したらきっと分かります。俺たち以上に皆さんを楽しませられる人なんて、絶対にいないですから。」
猪狩くんって、きっと魂まるごとアイドルに捧げているひとなんですよね。「ジャニーズらしくない」とか「異端児」とか言われることも多いけれど、いちばん「アイドル」としての自分の在り方を考えているのは、おそらく彼だと思います。そんな彼が放ったこの言葉、痺れないわけがありません。「未来永劫楽しませてやる!」なんて、まるでアイドルからファンに贈られるプロポーズみたいだなと、そう思いました。
瑞稀くんが、少し俯きながら、言いました。
「この世界は、ある意味残酷です。隣で頑張っていた仲間が次の日にいなくなったり、ずっと一緒に頑張っていこうと誓った仲間が突然いなくなったりとか。だからこそ僕はもう、やめました。誰かに頼ったりすることは、自分が傷付くからもうやめようと。」
でも、前を向いて、ちらりと4人の方を見て、言いました。
「だけど、やっと。やっっと出会えました。僕が人生を賭けていいと思えた4人に。」
瑞稀くんは、なんでも出来ます。歌もダンスもアクロバットも演技も、本当になんでも出来る。自担という贔屓目なしに見ても、本当に完璧なアイドルだと思います。でも、やっぱり一人じゃ駄目なんです。瑞稀くんが「ここだ」と思える居場所がないと。瑞稀くんが人生を賭けてもいいと思える、4人がいないと。簡単な世界じゃないからこそ、私は彼に孤独になって欲しくないんです。
私は、瑞稀くんが4人と出会ってくれて、今日も「HiHi Jets」のひとかけらで居てくれることが、本当に愛おしいです。私は、''HiHi Jetsの''井上瑞稀くんが大好きだから。だからこそ瑞稀くんが、「この5人で頑張っていく」と音に出して伝えてくれたことが、とてもとても嬉しかったんです。瑞稀くん、辞めないでいてくれて、本当にありがとうね。
優斗くんが挨拶でペンライトの色を変えるまで待ってくれていたこと。涼くんが何度も「上の方まで見えてるぞ〜!」と叫んで誰ひとりも置いて行かなかったこと。作間くんが「HiHi Jetsにいる自分が好きだ」と言ってくれたこと。
思い出は書き出せばキリがないけれど、HiHi Jetsがくれた夏のすべてが、私の宝物です。
人間は上書きをして、忘れていってしまう生き物です。新鮮な思い出をそのまま縫いつけておくことはできません。しかし、HiHi Jetsが存在してくれる限り、このあたたかい気持ちはずっと胸の中にいてくれると思います。
HiHi Jetsは希望です。わたしだけじゃなくて、おそらくたくさんの人の。だからこれからも、彼らにたくさんの奇跡や優しさが降ってほしいなと、そう思います。
少年たちに代々木に、2年前では信じられないくらい未来の約束がたくさんありますね。嬉しいなあ、夢みたいです。笑顔のまま5人にまた会えるように、わたしはわたしにできることを全力でやっていこうと思います。
最後に。
HiHi Jetsがステージにいてくれる夏は、やっぱりとびきり特別なものでした。私にとびきりの夏をくれてありがとう。奪われた季節を忘れさせてくれてありがとう。たくさんたくさん、幸せにしてくれてありがとう。きっとそう遠くない未来、伝説のひとかけらになれるその日まで、わたしはきみたちの虜でいます。また会おうね。
ルル
この愛がもたらしたもの
私はこの作品を読み終わった時、「世界でいちばん美しい愛の物語」だと思いました。もちろん、作品を読んで何を思うかは人それぞれなので、この作品を読んだ皆さんがどう感じたのかは分かりませんが。少なくとも私には、「ただの青春群像劇」にはとても思えませんでした。
『たいして面白くもないこんな世界なら、悪霊くらい解き放ったほうが刺激があっていい。』
青臭くて随分と偉そうな、等身大の学生らしいこの文章。直はきっと、ひどく退屈で、それでいて孤独だったのでしょう。変わらない日常、面倒くさい両親、何もない空っぽの自分。私は、人はみんなそれぞれ違った地獄を生きていると思っています。誰だって自分が一番可哀想だし、自分が人生の主役なので。きっと彼も、彼の地獄の中で懸命に闘っていたんだと思います。
『オートリバースってさ、嫌いなんだよ』
『なんで? 便利じゃん』
『嫌いなんだよ』
『なんで?』
『勝手にひっくりかえるから』
あぁ、この言葉だと。この言葉に高階のすべてが詰まっていると、一気に腑に落ちました。何かを人に決められたくない。他動的にはなりたくない。自分の意思がちゃんとある。こんな高階だからこそ、直はきっと憧れたのです。パシリでもなんでもいいと、直の側にいることが出来るのならいいと。そう思えたのです。殴られて、顔を赤く腫らして、ボロボロになっても、「チョクは俺のダチだ」と言える高階だから。だからこのふたりは、代えがたいふたりになり得たのです。
『それは、これから僕らが女神と呼ぶことになる十六歳の女の子の名前だった。』
アイドルって一体何なんだろうと、私はふと考える時があります。見知らぬ誰かに勝手に尽くされるその気持ちは、一体どんなものなんだろうと。推し。自担。担当。尊い。人はそれぞれ思い思いの形容詞で、自らが応援しているアイドルを称します。そして、それぞれの地獄を少しでも過ごしやすいものにするために、アイドルを応援することに没頭します。彼らもそう。彼らはアイドルを「女神」だと、崇拝するべき存在だと、そう定義しました。彼らの退屈や欠けたところを埋めてくれる存在が、アイドルである彼女だったのです。私もアイドルを応援している身なので、その気持ちは痛いほど分かります。ステージを降りればただ一人の人間であるアイドルを、私たちファンは拠り所にするのです。それはまるで呪いのようでもあるけれど、アイドルというお仕事はそういう特性で出来ているものです。彼らもまた、アイドルありきで成り立つ存在である「親衛隊」を、自らの居場所としました。「不良品だ」と罵ってくる世間から切り離された、ちょっぴり特別で、熱い場所。心底楽しそうに熱中する彼らを見て、私はほっとしました。とても。
『俺は親衛隊を大きくして、全国制覇する』
高階のこの言葉に、あれ?と首を傾げました。パズルのピースが微妙にハマらない感覚。渦を巻く違和感。小泉を、彼らにとっての女神を一位にするために組織されたはずの親衛隊で、全国制覇?制覇とは征服と同義です。ただ''アイドルを応援する''人たちが集まっただけであるはずの組織に、征服なんていうことを為す必要がどこにあるのか?それは直も同じで、これからふたりはどんどんすれ違っていくことになります。高階はみるみるうちに大きな存在になって、組織を「支配」するようになり、直の目指していたものとは大きく道を違えてしまいます。一度上手くハマらなかったピースは、待てど暮らせどハマることはないし、一度掛け違えたボタンは、放置すればずっと掛け違えたままなのです。
『何かを得るとき、必ずひとは何かを失うんだ』
なんて理不尽なんだろう。怒りを覚えると同時に、妙に納得しました。そうか、彼らは居場所を手に入れることが出来たけれど、同時に、「居場所がなかった頃の彼ら」を失ってしまったのだと。『ボム!』を読んではしゃいで、カチカチでゲームランキングに名を馳せて、消化器をぶっ放して暴れたあの頃の彼らを、失ってしまったのだと。高階は組織という居場所を守るために、あの頃を失ったのだと。そう理解した途端、喪失感と悲しさと、よく分からない不安を感じました。これから先の物語で、彼らはさらに何かを失うのか。その形容しがたい不安は、現実になってしまいます。
『こんなに雨に濡れたら泣いてないのに泣いてるように見えるじゃないか。泣いてるのに泣いてないみたいじゃないか。』
この一文で、直の抉るような痛みがそのままダイレクトに伝わってきました。彼はきっと、高階の母親のように、周りに嬉々として同情されにいくような人にはなりたくなかったのだと思います。だから、泣いてないと強がった。でも、ちゃんと、ダチのことを想って涙を流す人ではありたかった。ダチに訪れた理不尽を、悲しめる人ではありたかったのです。私は改めて、直は素敵なひとだなと思いました。人間くさくて、バカみたいに素直で、魅力的なひとだと。
『オニヤンマの大きな瞳からエメラルドグリーンが遠のいていく。薄くなったかと思うと今度はゆっくり黒く、黒くなっていった。命が静かに消えていくのが見えた。
高階が死んだのは、その夜だった。』
あの日、二人で楽しげに見上げたオニヤンマが、皮肉にも彼の短い人生の象徴のようになってしまいました。彼の綺麗なエメラルドグリーンは、オニヤンマと同じように死ぬと黒になるのかなんて、直も、誰も、知りたくはなかったのに。できることなら、ずっとそのエメラルドグリーンを見せて欲しかったのに。でももしかすると彼は、好奇心の塊のような彼は、その光景を直に見せたかったのかもしれない。そう思いました。あまりにも残酷で無慈悲で、文章をなぞった直後は信じたくなかったけれど、なんとも高階らしい往生だと、私は思いました。
『橋本直。
チョクにもう一度会いたい。』
女神の歌を聴いている最中。途中で終わってしまったものの回想の中に、彼はちゃんといました。三谷でもカワニシでも田原でもなく。彼のこの世の後悔に、直はちゃんと選ばれたのです。彼の心に、ちゃんと直のスペースは存在していたのです。同じアイドルを女神と呼んで、すれ違って、それでも変わらない約束を交わした彼らの時間には、質量も熱も密度も、ちゃんと存在していました。私はそれが、なんだかとても嬉しかったのです。
『世界なんかよりずっと大事なものがある。それは自分のなかにある。そのなかに高階がいる。(中略)たぶんだけど、俺たちは瞬間を生きてる。瞬間がただ続いてるだけだ。』
そうか。直は、彼を失って何かを手にいれてはいない。ずっと彼を、高階を、胸にしまっておくことに決めたんだ。そう理解した時、私はこの物語が世界でいちばん美しい愛の物語だと思いました。三谷だってカワニシだって田原だってヒメだって、正しくはなかったのかもしれないけれど、それぞれ違った種類の''愛''を生きていただけなのだと。それを一直線で結ぶものが、「アイドル」だったのだと。
彼らが''小泉''に捧げたすべてが、きっと彼らに「瞬間」をもたらした。時に熱く、冷たく、残酷で、ずっしりと重たい「瞬間」を。そうして出来上がったものを「青春」と呼ぶのなら、この物語はそのすべてが詰まっていると思います。青さ。苦さ。甘さ。苦しさ。尊さ。今まで読んだ何よりも、この物語は「青春」そのものでした。
彼が最期に残した、3回目の約束の言葉。あえてここには書きませんが、彼はわざとあの録音を残したのだと私は思います。直が前に進めるように。自分がいなくても生きていけるように。そして直が、自分を忘れないように。最期まで高階は突飛で無鉄砲で、死ぬほど愛しいひとでした。彼の魂のエメラルドグリーンは、これからも決して消えることはないでしょう。だってチョクのなかに、高階はずっといるのですから。
ラジオドラマの配役。私が試し読みを拝読した時に予想したものとは違っていました。現役の高校生、しかも''アイドル''である彼らが、この作品から何を感じて、何を失って何を得るのか。それを作品にどう反映させるのか。私は、それがとっても楽しみです。
この素敵な作品が、あともう少しで音となって耳に届くのだと思うと、なんだかそわそわしてしまいます。願わくば、彼らが直と高階として生きる12月7日からの数週間が、誰かの心の拠り所となってくれますように。
彼らの過ごした、紛れもない「青春」の日々が、「愛」が詰まった秋が、勝手にひっくりかえって無かったことになんてなりませんように。