あまったるい痛覚

駆けていくHiHi Jetsの輝きを閉じ込める、しがないオタクの備忘録です。

幸せの輪郭

自分のお誕生日よりもどきどきそわそわしてしまう、一年にたった一度きりの特別な日。また今年も、こうして穏やかに迎えられたことをとても嬉しく思います。
 
 
20歳の瑞稀くんにとって、この一年はどんなものだったかな。ドラマにコンサート、舞台にバラエティ。今年もいろいろな場所に、いろいろな瑞稀くんが居てくれましたね。それはもう、とっても忙しかったことでしょう。
 

そんな中でも、瑞稀くんにとってたのしかったり幸せだったりした瞬間が、少しでも多く在りますように。わたしは瑞稀くんに、この世界の誰よりも幸せでいてほしいから。
 
 
 
この1年間を振り返った時、わたしはやっぱり、TDCホールで感じた熱を思い出します。「サマパラやりまーす!」と明るく元気に発表してくれたIslandTVを見ながら、わたしはずっと泣いていました。変なファンでごめんね。それくらい、HiHi Jetsと過ごす夏がすぐそこに待っていることが、私は本当に本当に嬉しかったんだよ。
 

画面や液晶越しではない、影と立体を持った貴方は、やっぱりこの世のどんなものよりもいちばん美しくて、とびきりにかっこよかった。たった一度きりしかない20歳の1年を、アイドルとして生きてくれて、私たちにくれて、本当にありがとう。
 
 
20歳の瑞稀くんは、素敵なメンバーや先輩、後輩たちに囲まれて、それはもう楽しそうに笑っていて、よくボケてよくツッコんで、よく寝て、よく食べて、やさしく歌って、かっこよく踊っていましたね。
 

それこそ、貴方は「そんなのアイドルなんだから当たり前じゃん!」なんて言って笑うんだろうけれど。わたしは、絶対に当たり前なんかじゃないと思います。その''当たり前''は、瑞稀くんがたくさんのことを犠牲にして、乗り越えた壁を積み重ねて、ようやくできたものだと思うから。
 

きっとこの言葉を貴方は嫌うけれど、特別な今日くらいは許してね。20歳の瑞稀くん、とってもよく頑張りました!
 
 
 
 
忘れもしません。2月14日、バレンタインの日の朝のこと。「髙橋優斗、井上瑞稀作間龍斗 トリプル主演!」。そう大きく書かれた記事の見出し。まっすぐ前を見つめている3人の写真。その真ん中に立っている瑞稀くん。正直に言うと、わたしは不安でした。
 
 
瑞稀くんが、YouTubeのサーフィン企画で震えていたこと。「泳げない」と怖そうにつぶやいていたこと。わたしは瑞稀くんのファンなので、その景色を鮮明に覚えていました。「瑞稀くんに飛込選手の役なんて、大丈夫かな」。すごくすごく自分勝手だし、独りよがりで無責任だけれど、そんな風に考えてしまっていました。
 
 
でも、そんなことまるで杞憂でした。瑞稀くんは誰よりもこのお仕事を喜んで、まっすぐに役と向き合って、人一倍練習をして、堂々と「坂井知季」を演じきってみせました。それが当たり前だからと、「見とけよお前ら」なんてまっすぐな宣言までして。本当にすごいひと。貴方は本当にすごいひとです。わたしはドラマを見ている時、瑞稀くんのことをずっと「知季くん」と呼んでいました。別に意識していたわけではないのに。それくらい、画面のなかの貴方は「知季くん」そのものでした。だからどうか、自信を持ってね。
 
 
麒麟がくる』、『監察医朝顔』、『さまよう刃』・・・。撮影時期は違うものもあるけれど、20歳の瑞稀くんは、本当にいろいろなひとの人生を生きましたね。わたしはドラマを見ていて、胸が苦しくなる場面が何度もありました。ただの視聴者のわたしですら哀しい気持ちになったのですから、演者であった瑞稀くんの苦悩は計り知れません。
 

でも貴方は、ドラマの撮影と並行して、この世の光をすべてかき集めたようなキラキラを身に纏って、なんてことのない顔をしてステージに立つんだから、もう誰も敵いません。貴方は本当に、「アイドル」という職業に誇りを持っているんですね。わたしはきっと瑞稀くんのそういう、とことん誠実なところに一目惚れをしたんだと思います。瑞稀くんがこれから先、どんなひとのどんな人生を生きることになるのか、わたしは今からとっても楽しみです。こんなにも真摯な瑞稀くんが演じる「誰か」は、きっと幸せ者だと思うよ。
 
 
 
そして何と言っても、待望の夏。「Summer Paradise 2021」。きらびやかな衣装を着て、光の集合体みたいなキラキラのゴンドラに乗って、文字通り上から降ってきた瑞稀くんは、まるでどこかの国の王子様みたいでした。頭のてっぺんから爪先まで余すところなく綺麗で、楽しそうに、愛しそうに歌って踊る瑞稀くんは、やっぱりわたしの大好きなひとで。
 

挨拶で、「次は僕たちが皆さんに会いに行きます」と約束してくれたこと。「やっと居場所を見つけた」と笑ってくれたこと。ぜんぶぜんぶ、記憶の中で、目立つ色の付箋に書いて貼っておきました。絶対に忘れないし、そんな風に言ってくれたことを後悔させたくないって、そう強く思いました。だからこれからも、貴方の背中にそっと着いていかせてね。
 
 
そして、8月18日。ことば遊びがなんともHiHi Jetsらしい''ハイハイの日''に公開された、「Eyes of the future」のMV。それは、希望の具現化みたいな、あまりにも綺麗な宝箱みたいな、稀有な作品で。特別すぎてうまく形容することができないけれど、5人とH・A・FみんなでMVを見たあの瞬間を、わたしはきっと一生忘れません。この瞬間まるごと、人生のご褒美みたいだなって思ったから。
 

でも、HiHi Jetsといっしょに生きていけば、もっともっと素敵な瞬間に立ち会えるような、そんな予感がしています。だからこれからもきっと、有望な未来しかないんだろうなって、そんな風に思えます。「笑顔のままで また会おうよね」「失った時を数えるよりも 一分一秒戻らない時を」。こんなにもあたたかく寄り添ってくれる歌が形になってくれて、わたしはとっても幸せです。
 
 
 
舞台「少年たち」。瑞稀くんの演技を肌で体感できたなんて、わたしはなんて果報者なんだろう。「舞台」という失敗が許されない緊張感の中で演技をすることは、きっととてつもなくエネルギーを消費することだったと思います。でも瑞稀くんは、「ミズキ」として、怒ったり笑ったり泣いたりしながら、必死に生きていました。本当に、最高にかっこよかった。ただのファンであるわたしには月並みな表現しか出来ないけれど、今まで見たどんな舞台よりも、瑞稀くんがいる板の上がいちばん輝いていました。全公演、生き抜いてくれてありがとう。貴方はすごいアイドルだね、ほんとうに。
 
 
 
わたしは瑞稀くんを構成する全ての要素がまるごと大好きなのだけれど、この広い世の中には色々なひとがいるから、決して綺麗ではない言葉をかけてくる人もいるでしょう。芸能の世界で生きていくことに、疲れてしまうときだってあるでしょう。だからこそわたしは伝えたいです。瑞稀くんは、瑞稀くんが思うよりも何倍も、何倍もすごいひとだということを。
 

わたしは瑞稀くんと出会って、頑張る理由ができました。未来に期待する喜びを知りました。「好き」を共有できるお友達ができました。「5人と伝説を目指す」なんて、突飛で壮大な夢も出来ました。こんなこと、貴方に出会うまでは想像もしなかった。ぜんぶぜんぶ、貴方がくれたものだよ。もちろんわたしだけじゃなくて、たくさんのひとを虜にして、釘付けにして、とびきり幸せにしちゃうとんでもないひと。貴方はアイドルです。正真正銘、世界でいちばん魅力的なアイドルです。だから何も心配しないで、瑞稀くんの信じる道を歩んでください。今までの貴方が積み重ねてきたものたちは、ぜんぶぜんぶとびきり美しいから、きっと大丈夫だよ。
 
 
瑞稀くんに一目惚れしてから、わたしの人生は予想外のことだらけです。雑誌のテキストに一喜一憂したり、テレビに姿が映るだけで涙が溢れたり、歌を聴くだけで心がときめいたり。10月31日と聞いて、「ハロウィン」という単語よりも真っ先に瑞稀くんのお顔が浮かぶようになったのも、間違いなく貴方のせいです。人ひとりの誕生日に、こんなにも胸がいっぱいになるなんて知らなかったよ。
 
 
瑞稀くんが生まれてきてくれたから、アイドルになる選択をしてくれたから、今日もアイドルで在り続けてくれるから。憂鬱な朝を、嫌なことがあった帰り道を、不安な夜を、わたしはなんとか誤魔化して生きることができています。瑞稀くんがこれまでにしてくれた選択のすべてが、わたしを幸せにしてくれているんです。
 

だからどうか、どんなにつらいことがあったとしても、どんなに大きな失敗をしたとしても、「間違えた」だなんて思わないでください。例えこれから先どんなことがあっても、わたしの幸せの輪郭が瑞稀くんであることには、なにも変わらないよ。
 
 
 
どうか、瑞稀くんがこれから生きていく21歳の日々が、あたたかくて、やさしくて、華やかで、輝いていて、とびっきり幸せでありますように。かなしいことなんて微塵も起こりませんように。21歳の瑞稀くんが、この世界の誰よりも、神様から愛されますように。
 
 
 
井上瑞稀くん
21歳のお誕生日おめでとう。
 
生まれてきてくれて、生きていてくれて
わたしの大好きなひとでいてくれて
本当にありがとう。