あまったるい痛覚

駆けていくHiHi Jetsの輝きを閉じ込める、しがないオタクの備忘録です。

幻と、一番星

 

 

時の流れはあっという間で、君が重ねた21年をここでお祝いした日から、また1年が経ったみたいです。

今年も、おめでとうございます。
大好きで、とびきりに特別なひと。

 

21歳の井上瑞稀くんへ。

毎日生きて、朝早くから夜遅くまでお仕事をして、嫌なことや辛いことを見えない舞台裏に隠して、世界でいちばんかっこいいアイドルで居続けてくれて、本当にありがとう。

 

君がこの1年にくれた愛おしさたち。ぜんぶぜんぶ宝物で、一生忘れたくないものばかりです。しかし私は所詮ただの人間なので、悲しいけれど、この愛おしい記憶もいつかは手のひらからこぼれ落ちてしまいます。

だから、格別におめでたい今日という日に寄せて、せめて文字として綴らせてください。

 

 

 

「皆さんもこの日のためにうちわ作ったり、ペンライトを用意したり、髪を染めたりネイルをしたり、いろいろな準備をしてきてくれていること。それが何より嬉しいし、ちゃんと気付いてるし、見えてます。」

 

ぴあアリーナという世界の中心で、瑞稀くんが優しく笑いながら残してくれたこの言葉が、私は今でもずっと頭にこびりついています。

 

徹夜で作るうちわもとびきりのおめかしも、言ってしまえば自己満足なわけで。誰の何のためでもなくて、自分が楽しいから、自分がやりたいからやっているだけなんです。

 

でも瑞稀くんは、そんな自己満足をまるごと「嬉しいです」って、そう肯定してくれて。瑞稀くんに会うためにした努力が余す所なく報われた気持ちになって、私は本当に本当に嬉しかったんです。

 

瑞稀くんのそういう、不器用であたたかい優しさに何度救われたことでしょう。出会った日から今日まで、私は数えきれないほど瑞稀くんに救われてきました。

 

やさしい君に人生まるごと救ってもらった人もいるということ、どうか、記憶のすみっこにでいいから覚えておいてほしいです。

 

 

「昨日は、朝5時から1時まで(撮影)やってここ帰ってきたの夜中3時なんですよ。で、(13日の)今朝来たじゃないですか。この2公演目終わってそのまま撮影行って、30時まで撮影してそのままここ来ます。それをあと2日繰り返します、僕」

 

サマパラでこのお話を聞いた時。

私は本当に、すごくすごくびっくりしたんです。だって瑞稀くんは、そんなの一ミリも感じさせないくらい、とびきり格好良くパフォーマンスしていたから。

 

それは、瑞稀くんが住む世界では''当たり前''なのもしれないね。プロとして、芸能の世界に身を置く人はみんなやっていて、普通のことなのかもしれない。

 

でも、それを決して自分からは語らず、何てことのない顔をして、ステージできらきらと輝く瑞稀くんを見て、私は一生このひとに敵わないんだろうな、って。

 

この世にある輝きを全て背負って、スポットライトの下で歌っている君は、紛れもなく私の神様でした。

 

 

 

私がいる場所は、君からずっとずっと遠いです。
物理的にも、感覚的にも。

 

だから私は、たまに考えることがあります。

 

君が幻だったらどうしよう、って。

 

君がもし、ジャニーズのアイドルでも何でもなくて、ただ東京に暮らす普通の男の子だったとしたら。

今までのことはぜんぶ都合の良い私の夢で、何もかも幻で、君なんてそもそも存在すらしていなかったとしたら。

 

君があまりにも眩しくて儚くて、この世のものとは思えないくらいに美しいから、ついそんな馬鹿なことを考えてしまう夜があります。

 

とくに、瑞稀くんがおやすみをしていた時。

 

瑞稀くんと私は''アイドル''と''ファン''だから、君が活動をしてくれないと、私は君を何ひとつ知ることができません。元気なのかも、生きているのかさえも、何も。

 

だから本当に、すごく身勝手だけれど、ずっとずっと心配でたまりませんでした。

 

でも、瑞稀くんがお仕事に復帰して。

 

『5日に1回の楽しみがなくて寂しい思いをさせたよね、ごめんね』

 

ブログにこう綴ってくれた時、私はもう君には何もかもお見通しなんだなと思いました。

 

瑞稀くんは、''アイドル''と''ファン''の関係性を十分に理解した上で、私に幸せをくれているのだなと。

 

そんなのもう、お手上げじゃないですか。君のこと、たまらなく、どうしようもなく、大好きです。元気になってくれて本当に良かった。幻なんかじゃなくて、現実としてそこにいてくれて、本当に良かった。

 

 


帰りに立ち寄った本屋さん。
人で溢れかえる窮屈な駅。
ふとつけたテレビ番組。

長い時間をかけて会いに行ったコンサート。

 

そこに君は、アイドルとして、居てくれました。

私の365日を、たいして変わり映えのしない日常を、ずっとずっときらきらと照らしてくれました。

私が今日まで生きてこれたのは、紛れもなく君がたくさんの形の「がんばれ」をくれたからです。やっぱり君は、不思議な力を持った魔法使いなのかもしれません。私の毎日にとびきりの魔法をかけてくれて、本当にありがとう。

 


ねえ瑞稀くん。

 

「僕を見つけてくれてありがとう」と、君はよく言ってくれるけれど。

 

そもそも瑞稀くんが生まれてきてくれていなかったら、そしてアイドルになってくれていなかったら、君は本当に私にとっての幻だったかもしれないんだよ。

 

出会うことも応援することもなく、顔も声も知らないまま、生きていたのかもしれないんだよ。

 

夜空に浮かんだ一番星みたいに、芸能界という厳しい世界でまっすぐにぴかぴかと輝いてくれていたから、私は君を見つけることができました。

 


だから瑞稀くん。

 

生まれてきてくれて、その世界を選んでくれて、出会ってくれて、私の人生をきらきらにしてくれて、本当にありがとう。

 

瑞稀くんを好きになって、素敵なお友達がたくさんできました。人を想うってこんなに楽しいことなんだって知りました。瑞稀くんが私にくれたものは、瑞稀くんが想像するよりずっと、ずっとずっと大きいんだよ。

 

君には貰ってばかりで、無力な私には何かを返すことはできないけれど、せめて。

 

幻みたいに綺麗で、まっすぐで、世界でいちばんかっこいい君の幸せを、ずっとずーっと希っています。

 


この世でいちばん幸せになってね。
どうか健やかで まっすぐでいてね。

 

22歳のお誕生日、おめでとうございます。
生まれてきてくれて、本当にありがとう。

 

 

 

なんだか辿々しくなってしまったけれど、今年も無事に大好きなひとのはじまりをここで祝いできました。また来年も、ここでお祝いできますように。願わくば、その時には彼らに奇跡が降ってくれていますように。

 

ここまでお付き合いくださった貴方の日々にも、幸多き事を祈っております。お読みいただき、誠にありがとうございました。素敵な夢を見てください。

 

 

p.s.

 

ここまで書き上げたところで、井上瑞稀くんの主演映画が発表されました。

私は本当に、君に幸せを貰ってばかりだなあ。

おめでとう。心から、心の底から、おめでとう。何回言っても全然足りないけれど、本当におめでとう。

たくさん頑張ったね。偉かったね。たまには自分をとびきりに甘やかしてね。

 

これからもどうか、わたしのド真中、''HiHi Jetsのリーダーの井上瑞稀''くんでいてください。22歳の瑞稀くんのことも、きっと大好きで大好きで仕方ないんだろうな。